本日のロンドン為替市場のユーロドルは、4月独消費者物価指数(CPI)速報値を確認した後は、今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)、明日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、動きづらい展開が予想される。
また、引き続き、中東情勢関連のヘッドラインには警戒しておきたい。
4月の独CPI速報値は前月比+0.7%と予想されており、3月の同比+1.1%からは伸び率が鈍化、前年比は+3.0%と予想されており、3月の同比+2.7%から伸び率上昇が見込まれている。
イラン情勢の不透明感から原油価格やガス価格が高止まりしており、ドイツやユーロ圏の景況感悪化と物価上昇懸念、スタグフレーションへの警戒感が高まっている。
ECBが昨日発表した3月の消費者調査では、ユーロ圏の1年先インフレ期待が4.0%に急上昇し、3年先も3.0%へ上昇していた。GDP見通しはマイナス2.1%に悪化し、失業率予想も上昇していた。
しかしながら、明日のECB理事会では、ラガルドECB総が、「金融政策的な結論を出す前にさらなるデータが必要」と述べ、デギンドス副総裁も「金融政策判断は慎重に行うべき」と述べていることで、現状の金融政策の据え置きが見込まれている。
また、FOMCも現状の金融政策の据え置きが見込まれており、ユーロドルは転換線1.1759ドルと基準線1.1646ドルの狭間で、サプライズ的な材料待ちの展開が予想される。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1759ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:187.95円(4/17高値=ユーロ導入以来の高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1646ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:185.89円(4/13安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
