NYタイムは、引き続き米・イラン和平協議を巡るニュースヘッドラインに左右される神経質な展開が予想される。週明け早々、協議中止を受けた原油高を背景に159.68円まで上昇先行後、イラン側の新提案に関する報道で地政学リスクがやや後退し、「有事のドル買い」が巻き戻される形で159円前半へ下押しした。足もとでは159円前半でもみ合っている。
NYタイムも、協議再開の有無や条件を巡る断続的な報道に市場の関心が集まりやすい。特に、ホルムズ海峡の扱いや停戦延長の枠組みを巡る思惑は、原油相場を通じてドル円に影響を与えやすく、原油高・米金利上昇ならドル買い、逆に緊張緩和ならドル売りという構図が続きそうだ。
また、米長期金利の動向にも注意。これまでの流れでは、地政学リスク後退局面で米金利が低下しドル売り圧力が強まっており、NY時間も債券市場の反応をにらんだ動きとなる可能性がある。
テクニカル的には、上値は本日高値159.68円や160円手前が意識されやすく、同水準を明確に上抜けるには新たなリスク要因の台頭が必要か。一方、下値は本日ここまでの安値159.10円や159円割れが目先の焦点で、割り込んだ際にストップロスを巻き込むような格好で下振れる展開にも警戒が必要。
総じて、NY時間のドル円は方向感を定めにくく、ヘッドラインに即応する形で上下に振れやすい地合いが続く見通し。159円台を中心としたレンジ内での不安定な推移を想定する。中東情勢の改善期待から上値は重くなりやすいものの、米政権の対応姿勢や原油相場の動向次第では、変動の激しい相場展開になるリスクがあるため警戒が必要だ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めど、23・24日高値159.84
・想定レンジ下限
ドル円の下値めど、20日安値158.46円。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
