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SP500、反転上昇は限界か?米イラン協議、プライベートクレジット問題、大手行の決算が4月相場を動かす【S&P500来週の見通し】 2026年4月10日

 

S&P500 今後の見通し

作成日時 2026年4月10日 11時30分

本記事では、4月13日週のSP500株価指数の見通しを、地政学リスク、主要銀行決算、物価指標(CPI・PPI)などの観点から総合的に解説します。テクニカル分析や売買戦略も含め、今週の注目ポイントを整理します。

4月13日週のSP500見通し|地政学・決算・物価指標がカギ

予想レンジ

SP500 6,600~7,000

足もとの米株は、中東情勢を巡る過度な警戒がやや後退したことを支えに戻りを試す展開となっており、SP500株価指数は6,800近辺まで水準を切り上げています。ただし、来週は地政学だけでなく、主要銀行の決算と物価関連指標も重なるため、相場が一方向に走るとは見にくい週です。

来週の注目材料

来週の焦点は二つあります。ひとつは米国とイランの協議が停戦期待を維持できるかどうか、もうひとつは銀行決算が企業業績への安心感につながるかどうかです。地政学リスクがさらに後退すれば、相場の関心は業績へ移りやすくなりますが、交渉がもつれれば原油や金利への警戒が再び強まりやすくなります。

中東情勢の見方

中東情勢では、米国とイランの協議が4月10日にイスラマバードで始まる見通しです。一方、イスラエルはレバノンとの直接交渉をできるだけ早く始めたい姿勢を示していますが、現時点では具体的な日程や開催地は固まっていません。

加えて、依然としてホルムズ海峡の封鎖リスクが完全には解消されておらず、原油供給への不透明感が残っている点も市場の警戒材料となっています。

したがって、来週の相場は協議日程そのものより、停戦が実質的に維持されるのか、それとも後退するのかに反応しやすいといえるのかもしれません。

企業業績と物価指標

企業業績では、週前半から大手金融機関の決算が相次ぎます。ゴールドマン・サックスが13日、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループが14日、バンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレーが15日に控えています。相場が戻り基調を維持するには、停戦協議が進展しかつ、金融株の決算が市場の期待を大きく下回らないことが条件になります。

一方で、物価指標は上値を抑える要因になり得ます。3月の米卸売物価指数(PPI)は14日、輸出入物価指数は15日に発表されます。インフレの根強さが再確認されれば、利下げ期待の後退を通じて株価の重しになりやすいでしょう。

下振れシナリオ

逆に、中東情勢が再び不安定化する場合は、原油高を通じてインフレ懸念が再燃しやすくなります。その場合は、決算が悪くなくても金利上昇懸念が重しとなり、SP500は戻り売りに押されやすくなります。プライベートクレジットの問題も残っているため、地政学悪化と金利上昇が重なる局面では、株価の下落幅が一段と広がる可能性があります。

テクニカル分析と売買戦略|RSIは買われすぎ水準

SP500 日足/20日(赤)・50日(緑)・200日(青)移動平均線/RSI(9) 外為どっとコムCFDネクスト

SP500 日足/20日(赤)・50日(緑)・200日(青)移動平均線/RSI(9) 外為どっとコムCFDネクスト

テクニカル面では、SP500株価指数は6,819付近まで上昇し、20日移動平均線6,595付近、200日移動平均線6,680付近、50日移動平均線6,750付近をいずれも上回っています。地合いは改善していますが、2月以降の下落幅に対する76.4%戻しにあたる6,850付近が目先の上値の節目です。RSI9日は96付近と極端な買われすぎ水準にあり、短期的には過熱感に注意が必要です。

売買戦略としては、基本は押し目買いです。6,850付近を明確に上抜ければ上昇再開を試しやすく、一段高も視野に入ります。一方で、上値を抑えられる場合は、まず50日線の6,750付近が押し目の確認ポイントになります。ここを維持できれば強気継続、逆に割り込む場合は200日線6,680付近、20日線の6,595付近のサポート力を確認していくことになります。

ただ、これらのサポートラインを割り込んだ場合、6,400付近まで調整幅が広がる可能性もあります。

今後の重要イベントスケジュール

  • 4月10日(金)
    21:30 米3月消費者物価指数(CPI)
    米・イラン協議開始見通し イスラマバード
  • 4月13日(月)
    20:30 ゴールドマン・サックス
  • 4月14日(火)
    20:00 JPモルガン・チェース
    20:00 ウェルズ・ファーゴ
    21:00 シティグループ
    21:30 米3月卸売物価指数(PPI)
    25:15 米シカゴ連銀総裁、発言
    イスラエルはレバノンとの直接交渉をできるだけ早く開始したい意向 ただし日時と場所は未定
  • 4月15日(水)
    19:45 バンク・オブ・アメリカ
    20:30 モルガン・スタンレー
    21:30 米3月輸出入物価指数
    26:45 ボウマンFRB(連邦準備制度理事会)副議長、発言
    27:00 米ベージュブック
    4月16日(木)
    21:35 ニューヨーク連銀総裁、発言

経済指標・イベントの結果について

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