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来週の為替予想(米ドル/円)ドル円は底堅さ維持も、“いつ”急落してもおかしくない!? ハロンズ FX 2026/4/4 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年4月3日 16時00分

 

ドル円、159円台維持も波乱含み

ドル円は、3月30日に160.466円まで買いが先行した後、日本当局の介入警戒や米国の対イラン軍事行動の沈静化期待から158.275円まで反落しました。しかし、4月2日にトランプ米大統領がイランとの協議を続ける意向を示しつつも「今後2~3週間できわめて厳しい攻撃を加える」と述べると、軍事行動の激化が懸念されて原油高・株安・ドル高の動きが強まり、ドル円は米雇用統計前に159.744円まで水準を戻しました。ドル円は159円台を維持しているものの、中東情勢の緊迫化と円買い介入警戒により、いつ急落してもおかしくない不安定な相場環境が続いています。

(各レート水準は執筆時点のもの)

ドル円の下支え要因:米金利の低下期待は高まりにくい

来週のドル円は、引き続き中東情勢、米インフレ指標、本邦当局の介入行動など、両方向のバイアスが交錯して限られたレンジで神経質な展開が見込まれます。もっとも、本邦の介入警戒やトランプ米大統領の今後の政治・外交日程を踏まえると、インフレ上昇をテーマとした円売り継続のシナリオよりも、地政学リスクの加速による下落の急変動をケアしたいと考えます。
ドルの下支えとしては、中東情勢の長期化と米経済の底堅さが挙げられます。米国の対イラン作戦の継続による中東からの原油途絶シナリオにしても、ホルムズ海峡において通行料を徴収して通航を許可するにせよ、原油高リスクが残ります。加えて、サービス業中心のインフレの粘着性から、米インフレはFRBの物価目標2%まで直ちに低下しにくいとみられています。また、雇用情勢も停滞気味ではあるものの急悪化するほどではなく、FRBが急いで利下げに動く必要性は高まりにくい状況です。こうした点がドルを支えています。

米政治日程の詰まりがかえって中東に油注ぐ危険も

一方で、円高方向の圧力はより強い状況です。160円より上の水準では円買い介入への警戒が急上昇し、投機筋も買い上がりにくい状況です。春闘の賃上げを背景に、4月27〜28日の金融政策決定会合での追加利上げ観測も高い状態です。円が下落すればするほど、そこからの急反発が大きくなる構造のため、円売りの勢いも限定されます。
さらに、米国では5月15日に任期が満了するパウエル議長の後任人事問題、5月14〜15日のトランプ氏の中国訪問(予定)、7月中旬には相互関税の代替措置として導入された通商法122条による関税政策の期限を迎えます。重要な政治・外交日程が控える中で、中東問題を長期化させることはトランプ政権にとって不利であり、そのため短期で決着をつけるべくイランへの攻撃がエスカレートする可能性も意識されます。これらは原油・リスク回避・金利を通じてドル円を下方向に振れやすくする材料となります。ドル円は中東情勢が落ち着いているうちは上目線が優勢とみますが、下方向へ動き始めるとスピードが速いと思われ常に警戒が必要と考えます。

ドル円テクニカル分析と戦略:158.50割れなら100日線まで下落も

ドル円は、100日移動平均線が明確な右肩上がりを維持しており、長期的な上昇トレンドは非常に強固です。直近では高値160.466からの調整で一時10日移動平均線を割り込んだものの、再び10日線を実体で上抜けており、短期的な下落圧力は後退しています。RSIも50を上回って推移しており、上昇モメンタムが再び強まりつつあることが示唆されます。
戦略的には、10日移動平均線(159.31)を維持しながら160.466の直近高値を突破できれば、161円台を目指す上昇トレンドの再加速が期待されます。一方で、反落して10日線や158.50〜159.00の支持帯を割り込む場合は調整が深まり、100日移動平均線(156.67)付近までの下押しリスクに注意が必要となります。

【ドル円チャート 日足】

ドル円日足/10日・100日移動平均線/RSI(14日) 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

ドル円日足/10日・100日移動平均線/RSI(14日) 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:USD/JPY:156.500-162.000

2026年4月6日~4月10日の重要経済指標・イベントスケジュール

4/6(月)

  • イースターマンデーで、欧州・英国の株式市場は休場
  • 日銀支店長会議
  • 23:00 アメリカ:3月ISM非製造業景況指数

4/7(火)

  • 17:00 ユーロ:3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
  • 17:30 イギリス:3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
  • 21:30 アメリカ:2月耐久財受注
  • 翌1:35 アメリカ:シカゴ連銀総裁、発言

4/8(水)

  • 6:50 アメリカ:ジェファーソンFRB副議長
  • 8:30 日本:2月毎月勤労統計調査
  • 14:00 日本:3月景気ウォッチャー調査
  • 15:00 ドイツ:2月製造業新規受注
  • 18:00 ユーロ:2月小売売上高
  • 18:00 ユーロ:2月卸売物価指数(PPI)
  • 翌3:00 アメリカ:FOMC議事要旨

4/9(木)

  • 8:50 日本:対外対内証券売買契約等の状況
  • 15:00 ドイツ:2月鉱工業生産
  • 15:00 ドイツ:2月貿易収支
  • 21:30 アメリカ:10-12月期GDP(確定値)
  • 21:30 アメリカ:10-12月期GDP個人消費・確定値
  • 21:30 アメリカ:10-12月期コアPCE・確定値
  • 21:30 アメリカ:2月個人消費支出(PCE)
  • 21:30 アメリカ:新規失業保険申請件数
  • 23:00 アメリカ:2月卸売売上高(前月比)

4/10(金)

  • 8:50 日本:3月国内企業物価指数
  • 15:00 ドイツ:3月消費者物価指数(CPI、改定値)
  • 21:30 アメリカ:3月消費者物価指数(CPI)
  • 23:00 アメリカ:2月製造業新規受注(前月比)
  • 23:00 アメリカ:4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

 

外為どっとコム「経済指標カレンダー」


一言コメント

まだ寒さは残りますが、だいぶ温かくなってきたので助かっています。

 
株式会社外為どっとコム総合研究所
小野 直人
株式会社DZHフィナンシャルリサーチでの情報配信業務、上田ハーロー株式会社での調査・市場部門を経て、2021年より外為どっとコム総合研究所へ参画。ニュースベンダーとFX会社で培った「情報の目利き力」と「市場実務の経験」を武器に、個人投資家へ有益な情報を発信している。ドル円などの主要通貨に加え、トルコリラ・メキシコペソなどの新興国通貨、日経平均・NYダウといった株価指数(CFD)まで、幅広い金融商品の分析を得意とするマーケットアナリスト。
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