
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<東京市場のドル/円>
本日のドル円相場は小動きの展開となっており、高値が159円50銭台、安値が159円20銭台と、値幅は30銭にも満たない状況が続いている。
値動きの構造としては、下値を切り上げながらの高止まりという形になっている。下値についてはイラン情勢を警戒したドル買いが入りやすい一方、上値については為替介入への警戒がくすぶっており、159円50銭から159円80銭台にかけて売り指値が積み上がっている状態だ。
4時間足で見ると上値の壁は159円90銭程度であり、それを超えるには何らかの材料が必要との見方から売りが出やすい。下値サポートは159円付近で、これを割り込んだ場合は158円台への下落も視野に入る。
原油相場は昨日のニューヨーク市場から上昇基調を継続しており、これがドル円の下値を支える要因となっている。背景にあるのはイラン情勢の緊迫化だ。イランは米国が提案した15項目の和平案を拒否し、攻撃継続を表明した。さらにイラン側が提示した終戦5条件には、攻撃の即時停止や戦争賠償金の支払いに加え、ホルムズ海峡における支配権の国際的承認といった、現実的には受け入れ困難な内容が含まれており、早期終結への期待は遠のいている。
加えて、イラン議会がホルムズ海峡を通過する船舶から通行料を徴収する法案を策定中との報道も入っており、早ければ来週にも可決される可能性があるとみられている。すでに非公式に徴収が行われているとの見方もあるが、これが法制化されれば米国が黙認しないとみられ、情勢のさらなる悪化リスクが意識されている。
今後のドル円の方向性はイラン情勢に関するヘッドライン次第となる。停戦や終結に向けた進展が報じられれば原油が下落してドル売りに傾く一方、情勢の悪化や米軍の直接介入といった報道が出れば有事のドル買いが再び強まる展開が予想される。当面は159円台でのもみ合いが続く可能性が高く、レンジのどちらかに放れた際の勢いをしっかり見極めることが重要となる。
<ドル/円 4時間足>
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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