前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
※外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
23日から本日までのドル円の市況
3月23日、前日にトランプ米大統領が「イランがホルムズ海峡を完全に再開しなければ発電所を攻撃する」と表明したことが尾を引き、NY原油先物価格は101ドル付近まで上昇。原油高を背景にドル円も159.653円まで上伸した。
しかしNY時間の明け方、トランプ氏が方針を転換し「攻撃を5日間延期する」と発言したことで、市場は一気にそれまでの原油高・ドル高の流れを巻き戻した。NY原油先物価格は一時48ドル割れまで急落し、ドル円も158.24円付近まで下落した。
その後、トランプ氏の「イランと協議中」との発言をイラン側が否定したことで、ドル円は158.80円台まで持ち直したものの、混乱収束への期待感から株高・金利低下・ドル安の流れが続き、ドル円は158.020円まで下げ幅を広げた。
本日のアジア時間は比較的落ち着いた展開となったが、イランが米国に譲歩するかどうかは依然として不透明との見方が残り、日経平均が上昇幅を縮小する中で、ドル円は158.790円まで上昇した。

取引金額とポジション金額
取引金額が前日比で大幅に増加している一方、売り建玉は減少し、買い建玉が増えていることから、相場に対して買い優勢のフローが強まった一日だったとみられます。
ただし、前日15時時点との比較では取引金額が減少しており、時間帯によって参加者の勢いにムラがある不安定な地合いも示唆されます。
| 取引金額 | 売建玉 | 買建玉 | |
| 前日比 | 53.9% | -6.5% | 7.2% |
※外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。
市場シェア上位
USD/JPY のシェアは依然として7割近くと圧倒的ですが、前日比では減少しており、取引の一極集中がやや緩和した様子が見られます。
その一方で、AUD/JPY が大きくシェアを伸ばした。資源国通貨へのフローが強まったことがうかがえます。
その他の通貨ペアは小幅な増減にとどまり、全体としては「ドル円中心だが、周辺通貨へも資金が分散し始めた」バランスの変化が感じられる構成になっています。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
| 1位 | USD/JPY | 69.1% | -4.5% |
| 2位 | AUD/JPY | 11.5% | 4.7% |
| 3位 | MXN/JPY | 5.2% | -0.3% |
| 4位 | AUD/USD | 3.1% | 1.4% |
| 5位 | EUR/USD | 2.7% | 0.8% |
| 6位 | ZAR/JPY | 2.5% | -0.1% |
| 7位 | GBP/JPY | 1.9% | 0.2% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.2% | -0.2% |
| 9位 | TRY/JPY | 1.2% | -1.6% |
| 10位 | NZD/JPY | 0.6% | -0.2% |
※外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション増減
売買ポジションの変化を見ると、USD/JPY と AUD/JPY で買いポジションが大きく増加しており、円安方向への思惑が強まったことがうかがえます。
一方で、ZAR/JPY や MXN/JPY ではショートが急増しており、高金利通貨に対する調整売りが進んだ印象です。
全体として、通貨ごとにフローが二極化しており、円安トレンドを意識しつつも、リスク選好の揺らぎからポジションの入れ替えが活発化した局面だったと言えます。
| 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) | |
| USD/JPY | -11.7% | 20.8% |
| EUR/JPY | -6.4% | 1.2% |
| EUR/USD | 3.5% | -3.3% |
| GBP/JPY | 4.2% | -10.8% |
| AUD/JPY | 2.1% | 12.7% |
| NZD/JPY | -8.7% | -5.4% |
| ZAR/JPY | 20.8% | -4.1% |
| TRY/JPY | 6.7% | 0.8% |
| CNH/JPY | -3.9% | -2.0% |
| MXN/JPY | 18.3% | -3.3% |
| SGD/JPY | -2.8% | -1.7% |
※外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
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