
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<今週の値動き振り返り>
・今週はドル買い・円売りの展開。
①高市首相が植田日銀総裁と会談した際に「追加利上げに難色を示した」と伝わった
②日銀審議委員人事、指名された二人(浅田・佐藤両氏)がリフレ派とみられ、利上げに慎重な政権スタンスが意識された
③その後、植田総裁が追加利上げに前向きとのインタビュー記事が出て、円売りがやや落ち着いた
<来週の注目イベント>
米国側
・ISM製造業景況指数(2日)
・ADP全国雇用者数(4日)
・ISM非製造業景況指数(4日)
・雇用統計
・小売売上高
日本側
・氷見野日銀副総裁の講演(2日)
<金融政策の織り込み状況>
・FOMCの利下げ織り込み
3月:据え置きほぼ確実視
4月:2割程度
6月:6割程度(早ければ6月からの利下げとの見方が優勢)
・日銀の利上げ織り込み
3月:10%弱
4月:7割弱、春闘結果を確認後に利上げとの見方が主流
<テクニカル分析(週足)>
・13週移動平均線が上値抵抗、26週線がサポートとして機能中
・フィボナッチ61.8%水準(157円付近)が上値を抑えている
上方向シナリオ
・157円を明確に突破 → パーフェクトオーダー再形成で上昇加速
・ただし158円超えると日米協調介入への警戒が高まる
下方向シナリオ
・26週線を下抜け → 152円サポートをテスト
・152円も割れると半値水準・52週線が重なる150円が視野に
<結論>
・来週は米2月雇用統計がメインイベント。結果次第でFRBの利下げ観測が変化し、ドル円の方向性を左右する可能性がある。
強い結果 → 6月利下げ観測も後退、ドル買い強まり157円超えを試す展開
弱い結果 → 4月利下げ観測が浮上、ドル売り・円買いで26週線(155円前後)下抜けリスク
・日本側は氷見野日銀副総裁の発言が円相場に影響を与える可能性あり。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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