
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2026年2月26日 19時00分
日本 2月東京CPI(除生鮮/前年比)|8:30発表
東京CPI(除生鮮)は全国CPIに先行して発表されるため、日銀が基調インフレを判断する際に最も重視する指標のひとつです。特にコアCPIは物価の持続性や金融政策の方向性を占う上で注目されています。
発表数値の確認
前回(1月):2.0%
市場予想(2月):1.7%
注目ポイント
今回の焦点は、インフレ率が2%を下回り1.7%へ鈍化するとの予想をどう評価するかにあります。エネルギー価格の落ち着きや政府補助金が押し下げ要因となっており、物価上昇圧力の弱まりが意識されています。市場は、この鈍化が一時的な要因なのか、基調的な物価の弱さを示すのかによって、日銀の追加利上げに対する見方が揺れ動きやすい状況です。
FX視点
予想通りの結果(1.7%前後)
インフレ鈍化が確認され、日銀の早期利上げ観測が弱まりやすく、円は上値の重い展開になりやすいものの、反応は限定的となる可能性があります。
強い結果だった場合(2.0%以上)
インフレの粘り強さが意識され、利上げ観測が強まりやすくなります。円買いが入りやすく、ドル円は下方向に反応しやすくなります。
弱い結果だった場合(1.5%以下など)
物価減速が鮮明となり、政策正常化期待が後退します。円売りが優勢となり、ドル円は上方向に振れやすくなります。
スイス 10-12月期GDP(前期比)|17:00発表
スイスのGDPは外需依存度の高い経済の実勢を把握するうえで重要な指標であり、特に製造業や医薬品産業の動向が成長率に大きく影響します。ユーロ圏景気やスイスフラン高の影響を受けやすく、SNB(スイス国立銀行)の金融政策を見通す上でも注目されます。
発表数値の確認
前回(7-9月期):-0.5%
市場予想(10-12月期):0.2%
注目ポイント
今回の焦点は、前期のマイナス成長からどの程度回復し、テクニカル・リセッションを回避できるかという点です。予想の0.2%は外需やサービス業の底堅さを反映した小幅な反発とみられます。プラス圏を維持できれば景気の底打ちが意識されますが、伸びが弱い場合は欧州経済の低迷やフラン高が引き続き重石となっているとの見方が強まり、SNBの景気判断や政策姿勢に影響を与える可能性があります。
FX視点
予想通りの結果(0.2%前後)
前期の反動による自然な持ち直しと受け止められ、フランの反応は限定的となりやすいです。
強い結果だった場合(0.4%以上など)
スイス経済の底堅さが意識され、利下げ観測が後退し、フラン高方向に振れやすくなります。
弱い結果だった場合(0.0%〜マイナス圏など)
景気回復力への疑念が強まり、特にマイナス成長となればテクニカル・リセッション入りが確定します。追加利下げ期待が高まり、フラン安方向に動きやすくなります。
アメリカ 1月PPI(前月比)|22:30発表
PPI(生産者物価指数)は、企業が出荷する製品やサービスの販売価格の変動を示す指標で、基調インフレの先行シグナルとして市場の注目度が高いです。PPIは企業が受け取る販売価格の変化を測定するものであり、インフレの初期段階を捉える指標として位置づけられています。
発表数値の確認
前回(12月):0.5%
市場予想(1月):0.3%
注目ポイント
予想の0.3%は、財価格の落ち着きやサービス価格の伸び鈍化を反映した水準とみられます。ただし、1月CPIでは一部の財価格に上昇が見られたため、生産者段階でインフレ圧力が再び強まっているかどうかが注目されます。PPIはCPIやPCEデフレーターの先行指標として扱われるため、結果次第で金利観測が揺れやすい局面です。
FX視点
予想通りの結果(0.3%前後)
インフレ鈍化が意識され、米金利の上昇圧力が和らぎ、ドルは上値が重くなりやすいと考えます。
強い結果だった場合(0.4%〜0.5%以上)
インフレの粘着性が意識され、利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まり、米金利上昇とともにドル買いが入りやすくなります。
弱い結果だった場合(0.1%以下やマイナス)
インフレ沈静化が鮮明となり、早期利下げ期待が強まってドル売りが優勢となりやすいです。

※Bloombergのデータを基に作成
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