本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ラガルドECB総裁の議会証言やスイスでの米国とイラン、米国とウクライナの協議からの関連ヘッドラインに警戒していく展開となる。
ラガルドECB総裁の議会証言では、トランプ米政権の新たなグローバル関税(※税率10%)による不確実性を受けた金融政策への言及や任期前の退任報道への弁明などに注目しておきたい。
欧州議会は先日、米国との通商協定(ターンベリー合意)の批准を凍結すると決定しており、不確実性の高まりが、現在「良い立ち位置」にあるとされる欧州中央銀行(ECB)の金融政策にどのように影響するのか、見解に要注目となる。
さらに、先日の新聞報道で、ラガルドECB総裁が来年のフランス大統領選挙に向けて、任期前に退任するとの憶測が報じられたが、総裁は否定していた。
しかし、ラガルドECB総裁は、かつてIMF専務理事だった頃、ECB総裁就任報道を否定した後に、ECB総裁に就任したことがあるため、議会証言での見解に注目しておきたい。
また本日は、スイスのジュネーブで米国とウクライナの二国間協議が開催され、戦後復興などについて協議し、3月初めのロシアを交えた三者協議に繋げることになっている。
さらに、米国はイランとも核関連の第3回目の協議に臨むことになっており、決裂した場合は、米軍によるイラン攻撃に繋がる可能性が警戒されているため、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
ルビオ米国務長官は、イランが核計画を再構築している証拠を確認し、大陸間弾道ミサイル開発を試みている、と述べており、協議が決裂する可能性が高まっている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1890ドル(2/12高値)
・ユーロ円:186.36円(2/9高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1681ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:183.84円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
