本日のNY為替市場のドル円は、米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数を見極めつつ、イランと米国の核協議に関するヘッドラインに警戒していく展開となる。
本日、スイスのジュネーブでイランと米国が核問題を巡る協議を行う予定となっているが、米国は2隻の空母を中東に派遣しており、協議が不調に終わった場合の継続的な軍事作戦の可能性に備えていると報じられている。
昨年6月、イランが米国によるウラン濃縮活動の放棄要請を拒否した際には、米国とイスラエルがイランの核施設を攻撃しており、今回も予断を許さない状況となりつつある。
2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数の予想は+6.2で、1月の+7.7からの低下が見込まれている。物価指数や雇用指数なども合わせて、直近の米国の景況感を見極めることになる。
また、1月の雇用統計や消費者物価指数(CPI)を受けて、バー米連邦準備理事会(FRB)理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演で、利下げ時期への言及にも注目しておきたい。
1月カナダ消費者物価指数(CPI)の予想は前月比+0.1%で12月の前月比-0.2%から上昇、前年比は+2.4%で12月と同じ伸び率が見込まれている。
12月のコアインフレ指標の一つである中央値は+2.5%、トリム値は+2.7%といずれも伸びが鈍化していたことで、1月分が鈍化傾向にあるのか否かを見極めることになる。
今後の米国関連の注目材料は、国家安全保障省の閉鎖解除時期、次期FRB議長に指名されたウォーシュ元FRB理事の公聴会での承認時期、そして、20日に予定されており米連邦最高裁でのトランプ関税への違憲判断、などが挙げられる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、154.65円(2/11高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、152.10円(1/27安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
