
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の相場状況>
・序盤に153円70銭台へ上昇する場面があったが、日経平均の下落を受けて円買いに転換
・一時152円80銭台の安値をつける軟調な推移
・ただし広い視点ではレンジ相場の範囲内
<テクニカル見通し>
・当面のレンジ:下値152円前半 / 上値153円後半
・152円前半は何度も反発実績があり、押し目買いポイントとして注目
<本日の注目イベント>
・ニューヨーク連銀製造業景気指数、FRB関係者の発言などがあるが、相場の大きなトレンドを生むほどの注目度は高くない見込み
<日銀の利上げ観測>
・利上げ折り込み度(市場の見方)
3月会合:約16%(ほぼ織り込まれていない)
4月会合:約60%台(早ければ4月が有力)
年内:2回の利上げが予想される
・3月利上げが難しいとされる理由
四半期GDPが市場予想を大幅に下回った
今週金曜発表のCPIが鈍化見通し
・元日銀審議委員・安達氏
→ 4月の金融政策決定会合で1.0%への追加利上げを決める可能性
→ 持続的・安定的な2%が確認されたとして1.25%程度への利上げが行われ、この水準がターミナルレートになる可能性
・本田元内閣参謀参与
→「次の利上げの前には昨年12月の利上げの効果検証が必要で、3月など早期の実施はないだろう」
・日銀審議委員の人事
3月31日任期満了の野口委員、6月29日任期満了の中川委員の後任人事案が近く提示される見通し
<結論>
現時点でドル円は152〜153円台後半のレンジ相場が続いており、152円前半は押し目買いの好機と見られる。注目イベントが予定されていない今夜もレンジが続きそうだ。
日銀の利上げについては、GDPやCPIの弱さを背景に3月は難しいとの見方が優勢で、市場の焦点は4月会合に移っている。今後は春闘の賃金動向や日銀審議委員の後任人事に注目が集まっている。
お知らせ
「UsUP(ユーズアップ)リスト」では、FXトレードの考え方などをお伝えしています。無料でダウンロードすることができます。FX口座ログイン後に「マイページ」に入っていただき、会員限定コンテンツ集からダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。


