
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年2月6日14時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya
豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の豪ドル/円は36年ぶり高値を更新
週明け2日は高市首相が円安を容認したとの見方から円売り主導で108円台へ上昇。3日には豪中銀(RBA)が利上げを決めた上に、追加利上げの可能性を閉ざさなかったことから豪ドル買いが強まりました。この日、109円台半ばまで上昇した豪ドル/円は翌4日に110.18円前後まで上伸。1990年以来36年ぶりの高値を付けました。5日には世界的に株価が値下がりする中で109円割れへと反落。6日の東京市場では108円台前半に弱含む場面もありましたが、日経平均株価の持ち直しにつれて109円台を回復しました。15時時点で先週末の終値より約1.3円高い109.05円前後で取引されています。
今週の豪ドル/円の注目ポイントは家計消費支出
9日に豪12月家計消費支出が発表されます。豪中銀(RBA)は先週の利上げの背景として、インフレ圧力の強さと並んで家計消費の強さを挙げています。こうした中、12月家計消費支出は前月比+0.1%と小幅な伸びが予想されています。前回11月が+1.0%と高い伸びだったことから、その反動で伸び悩むと見られているようです。仮に、予想以上の伸びとなればRBAの追加利上げ期待が高まる可能性があるでしょう。なお、6日の14時時点で豪金利先物が織り込む3月利上げの確率は15%程度(5月は80%前後)にとどまっています。
今週の豪ドル/円の見通し
予想レンジ
107.000~110.500円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆2/9 豪12月家計消費支出
・主要国株価、国際商品価格
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
