4日の日経平均は反落。終値は427円安の54293円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1069/値下がり491と、日経平均が3桁の下落となる中でも多くの銘柄が上昇した。電線株の動きが良く、古河電工やフジクラが大幅上昇。貴金属価格の持ち直しを受けて、住友鉱山が6%超上昇した。INPEX、石油資源開発、出光興産など、原油との連動性が高い銘柄が軒並み高。ドル円が円安に振れたことからトヨタやホンダなど自動車株に資金が向かった。決算発表銘柄では、三菱電機、日本精工、ヒロセ電機などが大きく水準を切り上げた。
一方、決算が市場の期待に届かなかった任天堂が2桁の下落率。コナミG、バンダイナムコ、コーエーテクモなど、ゲーム株全般に警戒売りが広がった。アドバンテストや東京エレクトロンなど半導体株が弱く、レーザーテックが7%を超える下落。米国でソフトウェア関連が大きく売られたことから、NECや富士通など電機株のほか、ラクス、Sansan、マネーフォワードなど、SaaS(Software as a Service)関連銘柄が値幅を伴った下げとなった。
日経平均は反落。ただ、前日2000円超上昇していることを踏まえると、427円安というのは利益確定売りの範囲内。安値53965円は9時27分と早い時間につけており、押し目買い意欲の強さがうかがえた。きょうはグロース株は弱かったが、バリュー株には買いが入った。AI絡みか非鉄金属株しか注目されない相場から、物色に広がりが出てきつつある。
本日の米国では引け後にアルファベットが決算を発表予定で、時間外の反応があすの日本株を大きく刺激する可能性がある。良好な反応であれば、グロース株への好影響が期待できる。反応が悪かった場合でも、バリュー株を中心に買える銘柄探しの動きが活発になるだろう。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
