
株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。
FX個人投資家、8カ月連続で収益確保【外為どっとコム総研FX投資家調査2025年12月】
~連休控え一部にポジション調整の動き~
一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ
取引額は約1010兆円(前月比 約2.3%増)
2025年12月の店頭FX月間取引金額は約10,101,167億円(=約1010兆円)で、11月の約9,873,865億円(=約987兆円)から前月比約2.3%増加した(金融先物取引業協会公表資料、2026年1月19日)。主要通貨ペアではUSD/JPY(米ドル/円)の取引額が前月比で約3.7%増加したことが全体を押し上げた。
また、当月末の店頭取引における未決済ポジション残高は合計94,844億円(=9兆4,844億円)で、前月の96,062億円から約1.27%減少した。内訳は以下の通り。
・売建玉47,872億円(前月48,625億円)
・買建玉46,972億円(前月47,436億円)
売建玉、買建玉ともに減少し、年末年始の休暇を控えて個人投資家がポジション調整を進めた様子が窺えた。USD/JPY(米ドル/円)のポジショニングは、ロングとショートがほぼ拮抗したものの、わずかにJPY(円)買い・USD(米ドル)売りの状態となった。
取引金額上位5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順。

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は億円
株式会社外為どっとコムFX投資家動向2025年12月
投資家は着実に収益積み上げ
FX口座数が86万件に迫る株式会社外為どっとコムの協力の下、2025年12月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:
・株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約86万口座)
・調査期間中の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査期間:2025年12月1日7:00 ~ 2026年1月1日7:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)
FX取引における実現損益
12月のFX取引において実現益を出した投資家の割合は58.1%と、11月の61.2%から3.1%ポイント減少した。実現益を出した口座は5カ月ぶりに6割を下回った。もっとも、2025年を通すと、5月以降実現益を積み上げる口座数が、実現損を計上する口座数を上回っている。

図2.取引参加者の損益
通貨ペア別取引者数
通通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY(南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

図3.通貨ペア別取引者数
平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は5.1万通貨(51ロット)と、11月から0.94%増加した。2025年の平均取引量は45.0ロットで、直近3カ月は48.0となり、足元で拡大傾向となっている。
USD/JPY(米ドル/円)であれば、1ロットあたり6,400円の必要保証金(1/19時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を51ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は約32万6,400円となる。TRY/JPY(トルコリラ/円)であれば、1ロットあたり200円の必要保証金(1/19時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を51ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は10,200円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

図4.平均取引数量
口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均126カ月(10年6カ月)となり、伸びている。

図5.口座開設期間
FX投資の年齢分布
FX投資家を年代別に見ると、50代が32.4%でトップ。次に40代が29.2%で続き、以下、60代の15.6%、30代の11.4%と続いた。ミドル・シニア世代が7割を超える状態は変わっていない。

図6.取引参加者の年齢構成
FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、40代が28.4%でトップとなり、その次は30代の23.5%、50代の20.9%、20代の15.2%となった。

図7.口座開設者の年齢構成
まとめ
2025年12月のJPY(円)相場は主要通貨に対して11カ月ぶりの安値水準でもみ合う展開となった。高市政権による「責任ある積極的な財政運営」に伴う後半部分に着目した財政悪化懸念や、日銀の追加利上げ時期を巡る思惑が高まらなかったことが、JPY(円)の上値を重くした。もっとも、根強い米追加利下げ期待や、片山財務相の強いJPY(円)安牽制発言を受けて、JPY(円)の下値も堅かった。
こうした中で、個人投資家はJPY(円)高局面では売りポジション、JPY(円)安局面では買いポジションと逆張りスタンスで、短期回転で収益を上げながら、長期休暇前にポジションを調整する動きが目立った。その効果もあってか、クリスマス以降は積極的な取引は控えられた。
※過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
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