
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の相場状況>
・本日の見通し: ドル円が再び159円台を試す可能性
・昨日の動き: 159.40円台まで上昇し、2024年7月以来の高値を更新
・その後、急速な円高場面があったが、サポート水準で下げ渋り
・東京市場では158.20〜158.60円台のレンジ推移
・午後にかけて安値を切り上げ、16時にレンジ上抜けして158.70円台へ、上昇の勢いが強まっており、159円再トライの可能性
<本日の注目イベント>
・新規失業保険申請件数
・失業保険継続受給者数
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ニューヨーク連銀製造業景気指数
<円安要因と政治動向>
・衆議院解散総選挙を見越した財政懸念が円売り材料
・解散時期: 23日に実施される可能性
・19日:に高市首相から詳細発表予定
・立憲民主党と公明党の新党結成の話で一時的に円高に振れる場面があったが全戻し
・新党名は「中道改革」で調整中
<為替介入警戒感の高まり>
・片山財務相: 牽制発言を強化「あらゆる手段を排除せず適切な対応をとる」
・ベッセント米財務長官: 「一方的な円安を憂慮」と片山財務官との会談で発言
・日米双方から牽制発言が出ており、円安の勢いがやや弱まった
・ただし、牽制発言だけでは流れは止まらないとの見方が大勢
<その他の注目材料>
・FRB次期議長候補:トランプ大統領がハセット氏とウォーシュ氏を高く評価
・地政学リスク:イラン、ベネズエラ、デンマーク情勢など引き続き注目
<結論>
ドル円は再び159円台を試す展開が見込まれるが、日米当局の為替介入牽制発言により上値は重くなる可能性がある。テクニカル的にはサポート水準で下げ止まり、上昇トレンドが継続中。158円後半から159円にかけて売り注文が集中しているため、この水準での攻防に注意が必要。基本的には円安基調が続きやすい環境だが、政治的不透明感や為替介入リスクを念頭に置いたトレードが求められる。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。


