
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya
メキシコ中銀がインフレ再上昇を警戒
メキシコ中銀は先週8日、昨年12月の金融政策決定会合の議事録を公表。大半の理事が同会合での利下げを支持したものの、将来の政策見通しについては慎重姿勢を強めるべきと主張していたことが分かった。
中銀が議事録で利下げに慎重な姿勢を示した背景には、インフレ再上昇への警戒感があると考えられる。議事録では、新たな税金(タバコやビデオゲーム等への特別税)の導入や、対中関税の強化によって2026年の物価が押し上げられる可能性があると多くの理事が指摘していた。中銀の理事は5名で、そのうち1名はすでに利下げに反対の姿勢を鮮明にしていることから、早ければ次回2月5日の会合で利下げサイクルがひとまず終了する可能性がある。
政策金利が当面は現状の7.00%で維持されるとの見方が強まればペソの追い風となりそうだ。今後は、消費者物価指数(CPI)をはじめとするメキシコの物価統計に注目が集まるだろう。
メキシコペソ/円 週足チャート

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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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