
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の市場状況>
・155円40銭台まで下落する場面があったが、現在156円付近まで回復
・FOMC後、大きく乱高下する展開
・市場予想よりもタカ派的ではなかったため、最終的にドル売りが強まった
<テクニカル分析>
・日足チャート
移動平均線がサポート、今日は移動平均線を下抜けしたものの、下ヒゲを伸ばして陽線形成中
20日線(緑色)を突破すれば、下値の堅さが確認され反発の可能性
・60分足チャート
ダブルトップ形成後、ネックライン下抜けで下落
今日の安値は直近高値安値のフィボナッチ半値(50%)付近で下ヒゲが目立ち反発
・重要な価格水準
上値目標:156.20円(半値戻し)、156.40円(61.8%)、156.60-70円(FOMC時高値・ダブルトップネックライン)
下値サポート:155.40円(再テストなら反発の可能性)
<FOMC決定内容>
・政策金利
予想通り0.25%利下げ
3名が反対票を投じた(1名は0.50%利下げ主張、2名は据え置き主張)
・声明
「FF 金利の目標誘導レンジに対する追加調整の程度と時期を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」
・経済金利見通し(ドットチャート)
2026年の利下げ見通し:中央値は1回(前回から変化なし)
ただし、市場は2回の利下げを織り込んでおり、ドット分布の振れ幅も大きい、今後のデータ次第で見通しは変わる可能性
・パウエル議長会見のポイント
「政策金利を今年9月以降0.75%ポイント、昨年9月以降では合計1.75%ポイント引き下げた結果、政策金利は推定される中立金利のレンジ内にあり、今後の景気動向を見極めていく体制は整っている」
「新たな金利・経済見通しに基づくと、次の動きが利上げになる可能性は低い」
「利上げが誰にとっても基本シナリオだとは思わない」
<今後の注目点>
・本日:米国新規失業保険申請件数の発表
・来週12月16日:11月雇用統計(労働市場の動向を見る上で最も重要)
<結論>
FOMC後のドル円相場は、パウエル議長の会見内容が思ったよりタカ派的ではなかったため、最終的にドル売りに転じた。テクニカル的には156円を挟んだレンジ相場が継続する可能性があり、上は156.60-70円、下は155.40円が重要な水準。今後は労働市場の動向、特に来週の雇用統計が相場の方向性を決める鍵となる。
お知らせ
「UsUP(ユーズアップ)リスト」では、FXトレードの考え方などをお伝えしています。無料でダウンロードすることができます。FX口座ログイン後に「マイページ」に入っていただき、会員限定コンテンツ集からダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。


