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【見通し】ロンドン為替見通し=まずは日銀総裁の会見を見極め、ユーロ圏も重要指標が発表予定

本日のロンドン時間はイベントが目白押し。そういった中でも、序盤は植田日銀総裁の定例会見を受けた円相場の動きが中心となりそうだ。またユーロ圏の経済指標、ニューヨーク勢の参入後には欧州中央銀行(ECB)の金融イベントなどが予定されている。

 植田総裁の会見では、本人は否定するだろうが、金融政策を決定する過程で高市政権の影響がどの程度まであったかを探ることになる。そのうえで、次回12月の会合で追加利上げの可能性を見極めることになりそうだ。また、経済・物価情勢の展望で、成長率やインフレ見通しを修正した場合、その理由や総裁自身の見解にも注目したい。

 本日は仏独ユーロ圏の7-9月期国内総生産(GDP)が発表予定。前期比では、フランスがプラスを維持するも前回から縮小し、ドイツは改善見込み。ユーロ圏は0.1%で横ばいが予想されている。ただ、ユーロ圏GDPについては、前年同期比で予想1.2%と前回から0.3ポイント低下するのが気になるところだ。

 ECB理事会の決定が発表される前には、10月独消費者物価指数(CPI)が発表される。こちら前年比2.2%と、前回から伸び率鈍化が見込まれている。6、7月の2.0%を上回っているものの、インフレ内容次第では「ECBの利下げサイクル終了」との見方に変化があるかもしれない。

 本日のECB理事会では、政策金利据え置きが決定されるというのが大方の見方。予想通りであれば、3会合連続での据え置き。通常は声明への反応は鈍いものの、利下げ打ち止め観測を後押しする文言を探すことになる。ラガルドECB総裁の会見からも、ECBの次の一手につながるヒントがあるかに注意したい。

想定レンジ上限
・ユーロドル、17日高値1.1728ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、8月5日安値1.1528ドル


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ