東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は301ドル安の45952ドルで取引を終えた。買いが先行し、序盤は堅調に推移していたが、不良債権問題でザイオンズ・バンコープなど一部地銀株が急落したことでセンチメントが悪化。マイナス圏に沈んだ後は下げ幅を広げた。米10年債利回りが低下しており、ドル円は足元150円30銭近辺と円高・ドル安に振れている。CME225先物は円建てが405円安の48025円、ドル建てが295円安の48135円で取引を終えた。
米国株安を受けて売りに押されると予想する。米国の信用リスクの高まりは懸念材料。日経平均はきのう600円を超える上昇となっており、反動で下げの度合いが大きくなる展開も想定される。国内政局も自民党と日本維新の会は協議を継続するということで、今後どうなるかは流動的。週末を前に腰の入った買いは期待しづらく、場中はマイナス圏で不安定な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは47700-48350円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
