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【見通し】株式明日の戦略-主力株が強く連日の大幅高、週間プラスの期待が高まる

16日の日経平均は大幅続伸。終値は605円高の48277円。まちまちの米国株を受けても寄り付きから400円を超える上昇と強めのスタート。前場では500円超上昇したところで上値が重くなり、48000円近辺でもみ合う時間が長かった。一方、後場に入ると48000円より上が定着し、じわじわと上げ幅を広げる展開。指数寄与度の大きいソフトバンクグループや東京エレクトロンが大幅高となって上昇をけん引した。15時近辺では48300円台に乗せる場面もあり、600円を超える上昇で取引を終了。大型株優位で新興銘柄は敬遠されており、グロース250指数は1%を超える下落となった。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆4400億円。業種別では情報・通信、非鉄金属、電気・ガスなどが上昇した一方、その他製品、保険、サービスなどが下落した。ソフトバンクグループが8.6%高と連日の大幅上昇。1銘柄で日経平均を約380円押し上げた。半面、下方修正を発表したヨシムラ・フード・ホールディングスが、ストップ安まで売り込まれた。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり858/値下がり681。米国で半導体株に強い動きが見られたことから、東京エレクトロン、ソシオネクスト、キオクシアHDなどが大幅上昇。フジクラや古河電工など電線株にも資金が向かった。今期の増収増益見通しが好感されたサイゼリヤが買いを集めてストップ高。自民党と日本維新の会の接近を受けて、維新の会が主張する「大阪副首都構想」が意識されており、阪急阪神、京阪神ビルディング、南海辰村建設など関西に強みを持つ企業の銘柄が急騰。桜島埠頭がストップ高となった。

 一方、半導体株買いが盛り上がる中でもレーザーテックは下落。主力どころではIHIや任天堂が弱かった。上方修正発表も市場の期待には届かなかった東宝が大幅安。決算を受けてベイカレントやTKPが急落し、TENTIALがストップ安となった。

 本日プライム市場に新規上場したテクセンドフォトマスクは、高い初値をつけたものの、終値は初値を下回った。全市場の売買代金ランキング(ETFを除く)で10位となるなど、初日の商いは活況となった。

 日経平均は大幅高。ソフトバンクグループや東京エレクトロンの貢献度が大きかったが、終値(48277円)で5日線(47893円、16日時点)や節目の48000円を大きく上回った。先週末10日の終値は48088円。三連休明けの14日に1200円近く下落したものの、15日と16日の上昇で14日の下げ分を取り戻している。あすは週末を前に買い手控えムードが強まるかもしれないが、軟調に推移するようなら押し目では買いが入るだろう。きょうの株式市場では、日本維新の会の政策に絡む銘柄が物色されたが、野党がまとまりきらなければ高市氏が首相指名選挙で負ける可能性は低い。4桁安をみた週にプラスで終えることができれば、来週も良好な地合いが期待できる。48088円より上で週を終えることができるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ