東京市場は一進一退か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は202ドル高の46270ドルで取引を終えた。米中貿易摩擦に対する警戒から売りが先行し、600ドル超下げる場面もあった。売り一巡後は押し目買いが入ってプラス圏に浮上。ただ、終盤には失速するなど値動きは不安定となった。エヌビディアやオラクルなどグロース系の銘柄は弱く、ナスダックは終日マイナス圏で推移した。ドル円は足元151円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが200円高の46990円、ドル建てが305円高の47095円で取引を終えた。
CME225先物からは強めのスタートが想定される。きのうの日経平均は4桁の下落となっており、ダウ平均の上昇は一定の安心材料となるだろう。ただ、米国ではハイテク株が弱かったことから、主力銘柄には大きな期待を持ちづらい。国内政局が不透明となっているだけに、全体も高くなれば戻り売りは出やすい環境。買いが先行したとしても積極的に上値を追う流れにはならず、場中は強弱感が交錯して方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは46400-47300円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
