読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

【見通し】株式明日の戦略-後場一段高で800円を超える上昇、48000円は通過点に

9日の日経平均は大幅反発。終値は845円高の48580円。米国で半導体株が強く買われたことを好感して、寄り付きから300円を超える上昇。ソフトバンクグループがけん引役となり、寄った後も上を試す流れが続いた。600円を超える上昇で前場を終えると、後場は引け後の決算発表を前にファーストリテイリングに期待買いが入ったことで一段高。800円を超える上昇となって48500円台に乗せ、高値圏で取引を終えた。指数寄与度の大きい2銘柄の上昇が目立っており、上に値幅が出た割にはプライムでは値下がり銘柄が多かった。日経平均は1.8%高、TOPIXは0.7%高と、日経平均優位の1日となった。

 東証プライムの売買代金は概算で6兆2800億円。業種別では情報・通信、証券・商品先物、非鉄金属などが上昇した一方、海運、水産・農林、輸送用機器などが下落した。強い動きで市場の注目を集めたソフトバンクGが11.4%高。1銘柄で日経平均を約475円押し上げた。半面、IHIが買い先行から失速して4.4%安と大きく下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり928/値下がり623。フジクラが連日の大幅上昇。ディスコが日経新聞の業績観測を手がかりに買いを集めた。安川電機が9.5%高。ソフトバンクGがスイス企業のロボット事業を買収すると発表したことが刺激材料になったとの見方があった。決算が好感されたマニーが急伸。SBIHDの傘下企業と業務提携して投資事業に参入すると発表したNANO MRNAがストップ高となり、SBIHDにも強い買いが入った。

 一方、トヨタ、任天堂、JX金属などが軟調。SCREENやKOKUSAIなど半導体株の一角が大きく売られた。日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社がそろって下落。決算を材料にウェザーニューズ、ABCマート、MrMaxHDが急落した。

 日経平均は大幅高。ソフトバンクGさまさまの上昇であったが、ソフトバンクGの上昇が一服した後場にも上げ幅を広げた。今週は月曜の6日に2000円を超える上昇となった後、大きな反動もなく、きょうの時点で6日の終値47944円を大きく上回っている。東京市場は13日が休場であすは三連休前となるが、市場の空白に対する警戒は高まりづらい。あす下げたとしても恐怖に駆られて売りを出す主体は少ないと考えられ、売り圧力が限定的であれば、そのことが新たな買いを呼び込む展開も期待できる。48000円が通過点になって48500円台まで水準を切り上げているだけに、次の節目の49000円をうかがう動きが見られるかに注目したい。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ