16日の日経平均は4日続伸。終値は134円高の44902円。ナスダックの連日の史上最高値更新を好感して、3桁上昇スタート。ディスコなど半導体の一角が強く、開始早々に上げ幅を200円超に広げて節目の45000円を上回った。到達感からいったん急失速してマイナス圏に沈んだものの、下げ幅を3桁に広げたところでは切り返してプラス圏に浮上した。3桁の上昇で前場を終えると、後場はプラス圏が定着。前場同様に45000円より上では伸び悩んだものの、大崩れはなく節目の近辺でもみ合う時間が長かった。終盤にかけては萎んでおり終値では45000円を下回ったが、3桁の上昇で終了。TOPIXとともに史上最高値を連日で更新した。
東証プライムの売買代金は概算で5兆0400億円。業種別では石油・石炭、輸送用機器、水産・農林などが上昇した一方、その他製品、不動産、小売などが下落した。上期の見通しを引き上げたPR TIMESが、場中は値が付かずストップ高比例配分。半面、3Q累計が大幅な減益着地となったグッドコムアセットが急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1078/値下がり493。証券会社のリポートを手がかりにディスコが8.2%高。強い動きとなる中で売買代金は全市場でトップとなった。キオクシアが利益確定売りをこなしながら6%高と急伸。川崎重工やIHIなど防衛株の一角に資金が向かった。新株予約権の発行が嫌気されてストップ安が2日続いていたデータセクションが一転ストップ高。業績関連のリリースを材料にGENDAやクラシコムがストップ高となった。
一方、任天堂やサンリオが大幅安。ファーストリテイリングが2%安と弱さが目立った。フジクラや古河電工など電線株の一角が軟調。米国の利下げ期待が高まる中でも三井不動産や三菱地所など不動産株の多くが下落した。3Q減益着地のくら寿司や下方修正を発表したHISが急落。3Q決算が失望を誘った笑美面がストップ安比例配分となった。
日経平均は4日続伸で、節目の45000円を上回る場面もあった。半導体株の動きが良かったがプライムでは値上がりが1000を超えており、特定の銘柄に依存した上昇ではない。高値警戒感もくすぶる中、マイナス圏に沈んだところで深押しすることなくあっさり戻した動きは強い。
本日の米国株やあすの日本株は、FOMCの結果発表を前に様子見姿勢が強まると思われる。注目イベントを前にしては利益確定売りが出てくるかもしれないが、多少下に値幅が出たとしても、短期的な過熱感を冷ます動きと冷静に受け止められるだろう。足元の日経平均は5日線(44267円、16日時点)をサポートに水準を切り上げる動きが続いている。三連休明けもこの流れに変化はなかっただけに、再度45000円より上を試しにいくことができるかに注目したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
