10日の日経平均は大幅反発。終値は378円高の43837円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり819/値下がり725。アドバンテストが3%を超える上昇となって連日で上場来高値を更新。前日大きく下げたソフトバンクGが7.3%高と急伸した。フジクラや古河電工など電線株が大幅上昇。一部メディアでエリオットマネジメントが大株主に浮上したとの観測が報じられた関西電力が買いを集めた。米オラクルが決算を材料に時間外で急騰したことを受けて、日本オラクルが6%近い上昇。米オラクルの決算がソフトバンクGなど生成AI関連への買いを刺激したとの見方もあった。
一方、サンリオが2%を超える下落。大阪チタニウムがきのうに続いて大きく売られており、5%を超える下落となった。住友ファーマやエーザイなど薬品株の一角が大幅安。トヨタ、ホンダ、SUBARUなど自動車株がセクターとして弱かった。ネガティブな材料があった銘柄は厳しい下げとなっており、下方修正を発表した三井ハイテックやベステラが急落した。
日経平均は大幅高。きのう全体の足を引っ張ったソフトバンクGが、きょうは指数の上昇に大きく貢献した。8日に政治の変化を理由に大幅高となった後、9日はその反動が大きく出すぎて本日修正が入ったようにも見える。ソフトバンクGとアドバンテストの2銘柄で330円近く指数を押し上げており、目先はこれらの影響を大きく受けると思われるが、史上最高値を更新したことで、下では買いが入りやすくなるだろう。
本日の米国では8月の生産者物価指数(PPI)が発表される。翌11日には消費者物価指数(CPI)の発表もあるだけに、FOMC直前に出てくる物価指標に対して、マーケットがどういった反応を見せるかが注目される。現状では0.25%の利下げは確実とみられており、PPIやCPIが多少強かったとしてもその見方は変わらないだろう。著しく弱かった場合には、9月の利下げ幅が0.25%ではなく0.50%になるとの見方が強まると思われる。このケースで米国の長期金利が大きく低下した場合、グロース株には追い風となるが、ドル円が円高(ドル安)に振れてしまうと日本株は上がりづらくなる。足元のドル円は比較的落ち着いた動きを見せているだけに、円高がそれほど進まず、日本株の下振れリスク低下につながる展開に期待したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
