激動の1週間総括:選挙結果と関税合意による市場調整と今後の注目イベント【外為マーケットビュー】
動画配信期間:公開日から2週間
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の内容抜粋
参議院選挙と関税合意による円調整
たくさんの出来事が起こった1週間だった。参議院選挙では与党大敗を織り込んで円売りが進み、142-143円から149円まで上昇していた。これは国民民主党や参政党の財政拡張政策への懸念が背景にあった。
しかし、与党は思ったほどの大敗ではなく47議席を確保し、参議院情勢が過度に不安定にならなかったという安堵感から円が買い戻された。
関税交渉では25-35%が予想されていたが、電撃的に15%で合意した。マネージャブルな水準として受け止められ、マツダ株などが急騰した。ドル円は149円から145円85銭付近まで調整し、約50%リトレースメント付近でサポートされた。
来週の重要イベント
FOMC: トランプ大統領がパウエルFRB議長と会談後、「すぐに辞任する必要はない」と発言が軟化。9月以降の利下げが見えてきた可能性がある。
日銀政策決定会合: FOMC終了の7-8時間後に開催される過密スケジュール。関税合意により不透明感が解消されたため、植田総裁が動きやすくなったニュアンスを示す可能性がある。
米雇用統計: 非農業部門雇用者数は11.8万人増と悪くない数字が予想されている。前回は家計調査が良好で失業率が4.1%に改善した。
政局動向と高市総裁の可能性
石破首相の辞任報道が頻繁に出ており、マーケットでは高市総裁への期待が高い。高市氏は超金融緩和と財政拡張政策が持論で、総裁就任となればドル円上昇相場が予想される。参政党や国民民主党との連立可能性もあり、世論受けが良ければ衆議院解散もあり得る。
来週はイベントが多く上下動が予想されるが、ボラティリティがあるため経済指標やニュースに素直に従えば取れるマーケットになると考えられる。
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志摩力男 氏慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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