18日の日経平均は反落。終値は82円安の39819円。米国株高を受けて、3桁上昇スタート。節目の4万円を上回った。しかし、開始直後に高値をつけて失速。ディスコが決算を受けて急落し、アドバンテストなど他の半導体株も売られたことが嫌気された。下げ幅を3桁に広げたところでは売り圧力が和らぎ、11時辺りからは三連休を前に動意が乏しくなった。後場は狭いレンジでのもみ合いに終始し、2桁の下落で取引を終えた。グロース250指数が1.3%安と、やや大きめの下落となった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆円。業種別では情報・通信、証券・商品先物、非鉄金属などが上昇した一方、不動産、空運、パルプ・紙などが下落した。ソフトバンクグループが米国株高や傘下アームの大幅高などを手がかりに5%高。年初来高値を更新した。半面、1Qが大幅な減収減益となった東京製鉄が後場に入って急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり543/値下がり1037。半導体株は濃淡あり、レーザーテックや東京エレクトロンは上昇。良品計画や日立の動きが良かった。古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社がそろって上昇。ストラテジックキャピタルの大株主浮上が判明したノリタケが急伸した。
一方、上期の見通しが失望を誘ったディスコが8.8%安。アドバンテストが4.4%安となり、1銘柄で日経平均を約140円押し下げた。千代田区がマンション転売に制限をかけると伝わったことから、後場に入って住友不動産や野村不動産など不動産株が売りに押された。セブン&アイが連日の大幅安。クリングルファーマが連日でストップ安比例配分となった。
本日、スタンダード市場に上場した「おかしのまちおか」を展開するみのやは、高い初値をつけた後に大きく上昇する場面もあったが、終値は初値を小幅に下回った。
日経平均は反落。ただ、4万円に乗せる場面があり、下げに転じても売りが加速するような動きにはならなかった。ディスコとアドバンテストの下げの度合いが大きかったが、半導体株は軒並み安とはならなかった。決算の見栄えが悪かったディスコはともかく、アドバンテストは三連休前の利益確定といった意味合いが強いと思われる。きょうはソフトバンクGが大きく上昇したほか、電線株が堅調であった。これらは生成AI関連という点で、半導体株同様に選好される要素がある。この辺りの銘柄が人気になっているうちは、日本株全体でも堅調な地合いが継続する公算が大きい。
【来週の見通し】
一進一退か。月曜が休場で立ち合いは4日。米国は決算発表が本格化し、日本は決算発表シーズンに突入する。個別の振れ幅は大きくなると思われるが、決算発表待ちで手がけづらくなる銘柄も多くなるだけに、全体では方向感が定まりづらい。参院選が終了し、政局や日米交渉に関するニュースには振らされやすくなるとみる。一方、翌週にはFOMCや日銀金融政策決定会合が控えており、上でも下でも値幅が出れば、それを修正する動きも出てきやすい。強弱感が入り交じり、週を通しては小幅な値動きにとどまると予想する。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
