午前の為替予想は… 米貿易交渉『最善案』提出期限 トランプ大統領の反応に注目
作成日時 :2025年6月4日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
ドル円予想レンジ
143.000-145.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円相場は約0.9%上昇し前日の下落分を打ち消した。日銀の植田総裁が「利下げ余地を作るために無理に利上げする考えはない」と語ったことで円売りが先行。米4月JOLTS求人件数が市場予想に反して前月から増加したことを好感してドル買いが強まると、一時144.11円前後まで上値を伸ばした。
本日はトランプ米政権が貿易相手国に対して「最善の貿易交渉案」の提出を求めた期限である。各国の提案内容が漏れ伝わってくるかは定かではないが、提案を受けたトランプ米大統領の反応に注目したい。仮に、トランプ大統領の反応がポジティブなものであれば、米国にとって有益な提案が多かったと受け止められてドルが買われることになりそうだ。材料面では米5月ADP全国雇用者数や同ISM非製造業景況指数が発表される。6日に控えた米5月雇用統計の先行指標として注目が集まっている。
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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