混迷相場の逆張りは、引きつけてからのトレードが吉【マット今井 実践トレードのつぼ】
収録日:2025/5/29
元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。
動画要約・まとめ
トランプ政策と市場の反応について
* 米中・米欧間での貿易交渉が進行中であり、トランプ大統領が関税措置の延期などを繰り返すことで、マーケットが不安定な動きを見せている。
* 4月6日に発表された関税猶予は90日間で、7月9日が期限。これに向けた交渉結果が今後相場に影響を与える可能性がある。
* 米財務長官はアジアから好意的な提案があると発言しており、数週間以内に「ビッグディール」が期待されている。
ドル相場の見通し
* トランプ政権の発言や交渉進展によって、ドルの強含みが見込まれる。
* 現在の相場は上下に振れやすいが、ポジティブな交渉結果が出ればドル買いの流れになる可能性がある。
* 特にドル円では、ポジションがショート寄りに傾いているため、巻き戻し(反発)も起こりやすい。
今後の戦略
* 合意内容によっては、ドル円が再び上昇する余地がある。
* EUに対する関税発言のように、交渉を有利に進めるための強硬な姿勢が一時的にドル売りを招く局面は、押し目買いのチャンスになるかもしれない。
* 今後はドル買い中心になっていく可能性も
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今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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