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来週の為替予想(米ドル/円)「米ドル円、米国売り継続も下値は底堅いか」ハロンズ FX 2025/5/24 #外為ドキッ

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2025年5月23日 13時05分

米ドル円、米国売り継続も下値は底堅いか

米ドル/円、一時142円台

米ドル/円は一時143円割れへ。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズが米国債の格付けを最高位のトリプルAから1段階引き下げたことを受け、米ドル/円は144円半ばまで売られました。その後、同水準から実需勢による米ドル買いが入り、145.529円まで戻しました。

しかし、本邦の20年国債入札が低調だった影響で長期金利が上昇すると、円の買い戻しが進み、米ドル/円は再び上値が重くなりました。さらに、トランプ米大統領が推進する減税関連法案による米財政の健全性を巡る懸念や、法案審議を巡り議会が混乱するようなら8月に米国のデフォルト(債務不履行)リスクが高まる危険があることが不安視されて、米ドル/円は142.803円まで下落しました。その後は143円台へ戻しています。

(各レート水準は執筆時点のもの)

www.youtube.com

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米国資産売りの流れ継続も、ドル円下値限定

来週も米国資産売りに伴う米ドル安の流れが続くのか、注目されます。見通しに対する不確実性から米ドル安の流れが続く可能性はありますが、一方で足元の米経済指標はそれほど悪くなく、米ドル安が急速に進むかどうかは疑問です。

特にオプション市場では円高を見込んだ円買い圧力は、思ったほど強さを感じません。引き続き、日米の金利動向、または米財政健全化を巡る米資産離れへの警戒が燻る中で、米ドル/円は上値の重さを意識しつつも、140.00円を大きく割り込んで円高が進む展開にはならないのではないかと見ています。関税の影響で今後、米国のインフレ率が押し上げられる危険も、米ドル/円の下値を支える要因になるかもしれません。

また、赤沢再生相が30日を軸に米国を再訪問し、ベッセント米財務長官と協議を行う見通しであり、関税を巡る話題も注目されます。経済指標では、米国で個人消費支出(PCE)価格指数が発表されますが、低調だったCPIやPPIの影響で伸びは限定的と予測されています。

144円割れなら押し目買いを検討(テクニカル分析)

米ドル/円は5月12日に直近高値となる148.652円を付けた後、陰線が目立ち、上値の重さが意識されやすい展開となっています。しかし、期間21日のボリンジャーバンドは緩やかに縮小傾向を示す中で、米ドル/円は4月20日以降のレンジでの推移が続いている点を踏まえると、方向感は出にくい状態と思われます。

このような状況では、上下どちらかにレンジブレイクする動きにはつながりにくく、仮にボリンジャーバンドの-3σ(139.59円、執筆時点)を一時的に試したとしても、すぐに押し戻される可能性が高いでしょう。140.00円を割り込む場面があれば、一旦買いを検討したいと考えています。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:139.800-145.300

5/26 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

5月22日は一粒万倍日とのことで、宝くじでも買おうかと考えたのですが、暦に詳しい方にお聞きしたところ、仏滅と重なり慎重な判断が必要な日でもあるとのことでした。

なんでもすぐに飛びつくのはいけませんね。

 

 

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