午前の為替予想は… 米インフレ鈍化も反応薄 次の材料を探す
作成日時 :2025年5月14日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
ドル円予想レンジ
146.500-148.500円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約1円下落。前日に急騰した反動からポジション調整による円の買い戻しが優勢となった。なお、NY時間に発表された米4月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.3%と2021年2月以来の低い伸びだった。ただ、米国の相互関税発動前の駆け込み輸入の影響が大きく、企業が価格転嫁に動くのはもう少し後との見方が大勢となったため市場への影響は限られた。
米中貿易摩擦懸念の後退によるリスク選好の動きが一巡したことで、市場は次の材料待ちの状態となっている。本日は米国にて連邦準備制度理事会(FRB)理事らの講演が予定されているが主要経済指標の発表はない。148円台前半から上では売りが出やすいと見るが、146円台前半は米中合意前の水準であることから、そこまでの下落も考えにくい。次の材料を待ちながら方向感を模索する動きとなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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