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【見通し】ロンドン為替見通し=米雇用統計を前に動きづらいか

本日のロンドン為替市場では、欧州で発表される経済指標を確認しつつ、NY序盤の米3月雇用統計を待つ展開となるか。

 経済指標で気になるのは、ユーロ圏4月消費者物価指数(HICP)速報値だろう。市場予想は前年比が+2.1%、コア・前年比は+2.5%(3月は前年比+2.2%、コア・前年比+2.4%)となっている。先月30日に仏・独で発表された消費者物価指数(CPI)はいずれも前年比で予想を上回る伸びとなった。本日のHICPは、コアはともかく前年比で伸び鈍化予想となっており、予想外に上振れこともあり得る。

 とはいえ、仮に上振れてもユーロ相場を大きく動かす動きにはつながりにくいかもしれない。なぜなら、市場では次回6月の欧州中銀(ECB)理事会での0.25%利下げが見込まれており、予想比で多少の上下程度ならば市場の金利見通しに与える影響は限定的となると予想されるため。また、市場の関心がトランプ関税の行方や日銀の利上げ後ずれ観測、米景気後退に集まりやすいこともあり、ユーロ主導の展開にはなりにくいとみる。

 そのほか、仏・独・ユーロ圏で4月製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表予定。ただ、こちらは改定値のため、予想外の結果が相次がないとユーロ相場への影響は限られる見通し。なお、本日は主だった要人発言は予定されていない。

 これらを消化すると、NY序盤に発表が予定されている米4月雇用統計を前に、結果を見極めたいとして相場全体に手控えムードが広がることが予想される。


想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・転換線1.1407ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.1169ドル

(川畑)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ