ドル円今週の予想「下値リスクを残した状態。151円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退。」FXチャート分析 2025/3/3

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【ドル円週間予想】151円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退。148.50以下で終えた場合は、新たな下落トレンド入り。

　直近の日足は下ヒゲが長く、実体の小さい陽線引けとなり小幅続伸して終えています。下値トライに失敗した形で終えたことや、先週の下値トライの動きの中で149.00±10銭、148.70-80に強い下値抵抗が出来ており、これらを下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難くなっています。また、148.50-60にあった強い下値抵抗に跳ね返された流れにあり、2/25に付けた148.58で一旦底打ちした可能性が点灯していることから149円台からの売りも慎重に臨む必要があります。一方、上値は150.90-00に日足の抵抗がありますが、これをクリアして151円台に乗せて終えれば下値リスクが若干後退して上値余地がもう一段拡がり易くなります。但し、この場合でも上値を切り下げる流れに変わりなく、152.50-60の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクにより警戒が必要です。短期トレンドは“ドル弱気”の流れを変えていませんが、152.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は、1/10に付けた158.87を直近高値として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインを上抜けて、上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも158円台を回復して引けない限り、トレンドは“ドル強気”の流れに変化しません。また、上値トライに失敗して148.50以下で終えた場合は、新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなり、144～146円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は、150.90-00, 151.70-80, 152.50-60, 153.10-20に、下値抵抗は149.90-00, 149.40-50, 149.00±10銭、148.70-80にあります。21日、120日、200日移動平均線は151.70, 152.09, 152.42に位置しており、これらを上抜けておらず、短期トレンドは下値リスクがより高い状態です。

　一方直近の週足は、陽線引けとなり続落を食い止めていますが、上値を切り下げる流れを変えていません。日足が151円台に乗せれば上値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも週足の上値抵抗が152.20-30、153.00-10にあり、これらを全て上抜けて越週しない限りトレンドが変化せず、下値リスクを残します。一方下値も、148.60～149.00にあった日足、週足、月足の下値抵抗には一旦跳ね返されており、この水準を下抜けて来ない限り、下値余地も拡がり難い状態です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は151.70-80, 152.20-30, 153.00-10に、下値抵抗は150.00±10銭、149.20-30, 147.80-90にあります。148.50以下で終えるか149円を割り込んで越週した場合は新たな下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は150.60と151.68に位置しており、これらに挟まれた状態ですが、両者が収束しており、一方向へ動く可能性にも注意が必要です。

　今週の戦略は、ドル買いは様子見か、149.50-60以下で軽く押し目買い。損切りは148.80で撤退です。売りは150.60-70で戻り売り。損切は151.20で撤退です。

　上値は、150.60-70, 150.90-00にやや強い抵抗がありますが、151円台に乗せて終えれば下値リスクが若干後退して、151.20-30, 151.50-60, 151.90-00, 152.20-30, 152.50-60にある強い抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きへ。可能性がまだ低いと見ますが、152.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して、154円超えにある中期的な上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。下値は、150.20-30に軽い抵抗が、150.00±10銭、149.60-70、149.20-30にやや強い抵抗が出来ており、これらを支えとして上値トライの可能性に繋げていますが、148.70-80の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、148.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて144～146円の抵抗どこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。