ドル円今週の予想「戻り天井を見た可能性。上値余地が限られる展開。」FXチャート分析 2025/2/17

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【ドル円週間予想】上値余地が限られる可能性。154.50超えで終えれば下値リスクが後退、151円割れで終えた場合は150.00前後の抵抗をトライする動きへ。

　直近の日足は小陰線で終え、小幅続落して終えています。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、1/10に付けた158.87を直近高値として上値を切り下げる流れから上抜けきれていないことや、2手前の陰線が日足の上値抵抗にぶつかって反落しており、2/12に付けた154.80で戻り天井を確認した可能性が生じています。一方で、151円台の強い下値抵抗に跳ね返された流れにあることから、151円を割り込んで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。短期トレンドは“ニュートラルから若干ドル弱気”の流れにありますが、154円台に実体を戻せば下値リスクがやや後退、154.50-60の抵抗を上抜けて終えれば155～156円台の抵抗をトライする動きが強まり易くなります。この場合でも158.50超えで終えるまでは“ドル強気”に変化せず、下値リスクを残します。一方下値は151.20-30に日足の抵抗が控えており、これを割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。151円割れで終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなりますが、月足ベースで見た強い下値抵抗が149.50～150.00ゾーンに、週足の抵抗が149.80～150.00に、日足の抵抗が149.50-60に控えており、簡単には下抜けないでしょう。但し、149円を割り込んで終えるか、148.50を下抜けた場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、144～145円方向への一段の下落リスクに注意が必要となります。日足の上値抵抗は153.00-10，154.00-10，154.50-60に、下値抵抗は152.00-10，151.50-60，151.20-30，150.00±10銭にあります。21日移動平均線は154.25に位置しており、上値を抑え込んでいますが、120日線は151.55にあり、下値抵抗として働く可能性を残しています。また、200日線は152.71に位置しており、若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。

　一方直近の週足を見ると、実体が小さく上ヒゲの非常に長い陽線で終えています。前週の大陰線の影響を受けた状態にあり、上値トライに大きく失敗して押し戻されていることや、前週の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、今週も反発余地が限られる展開が予想されます。一方下値は、150.00近辺に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、踏み留まる可能性がありますが、トレンドが強いわけでは無いので、何度か跳ね返されても早晩切り崩す流れに入って来ると見ています。今週の週足ベースで見た上値抵抗は153.00-10，154.10-20，154.70-80に、下値抵抗は151.00±10銭、149.80～150.00，148.80-90にあります。全て下抜けて越週した場合は新たな下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は150.97と151.43に位置しており、短期的な下値抵抗として働く可能性があります。

　今週の戦略は、ドル買いは151.30-40で押し目買い。損切りは、150.80で撤退です。売りは153.20-30の戻り待ちとします。損切りは154.10で一旦撤退です。

　上値は、152.70-80に軽い抵抗が、153.00-10，153.30-40，153.70-80，150.00-10に強い抵抗が出来ており、全てをクリアし切れない可能性が高いと見ていますが、154.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は、1/10に付けた158.87を直近高値として上値を切り下げて来た流れから上抜けて、下値リスクが後退し、上値トライの動きが強まり易くなります。下値は、152.00-10，151.50-60，151.20-30にやや強い下値抵抗が控えており、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、151円台を割り込んで終えた場合は、150.50-60，150.00±10銭、149.50-60，149.00-10，148.60-70にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。149円を割り込んで終えるか、値動きの中で148.50割れを見た場合は新たな下げトレンド入りの可能性が生じて一段のドル下落に繋がり易くなります。