午前の為替予想は… 関心は米国の関税から経済へ
作成日時 :2025年2月5日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
153.400-155.400円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は154円台前半へと反落した。トランプ米政権の関税政策を巡り神経質な値動きが続く中、米12月JOLTS求人件数が予想以上に減少したことで米長期金利が低下。一時154.17円前後まで下落し、154.32円前後で取引を終えた。この日の高値は欧州タイムに付けた155.52円前後だった。なお、昨日の12月JOLTS求人件数を受けて米金利先物が織り込む次回3月会合での利下げ確率は13%から17%にじわりと上昇した。
本日は米国で1月ADP全国雇用者数、1月ISM非製造業景況指数が発表される。これらは明後日7日の米1月雇用統計の前哨戦にも位置付けられるだけに、その結果と米金利への影響に注目したい。テクニカル面でのドル/円の下値ポイントは1月安値の153.71円前後と日足一目均衡表の雲下限153.37円前後。米1月雇用統計の発表を前に市場の関心が米関税から米経済に移りつつある中、本日のドル/円は153円台のサポート維持できるかが見どころとなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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