
引け後の動きでは2025年の業績向上期待を背景にテスラが時間外で4%超上昇し、売上高と利益が市場予想を上回ったメタ・プラットフォームズも時間外で2%超上昇した。一方、マイクロソフトは売上高と利益が市場予想を上回ったが、クラウド事業の売上高が予想に届かず、時間外で4%超下落した。
今晩の取引では先行きの利下げ見通しの後退が引き続き上値の重しとなることが見込まれるものの、前日に3指数がそろって下落した反動や、ディープシーク・ショックへの過度な警戒感が和らいだこと、メタ・プラットフォームズやテスラの上昇が期待されることで底堅い展開か。引け後にはアップル、来週にはアマゾン・ドット・コムの決算発表も予定され、メガキャップの好決算期待も高まりそうだ。経済指標では10-12月期GDP速報値や新規失業保険申請件数が発表予定で足もとの景気動向にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは10-12月期GDP速報値、同個人消費速報値、新規失業保険申請件数、12月中古住宅販売仮契約指数など。決算発表は寄り前にキャタピラー、アルトリア・グループ、シャーウィン・ウィリアムズ、ノースロップ・グラマン、ユナイテッド・パーセル・サービズ(UPS)、サウスウェスト航空、引け後にアップル、ビザなどが発表予定。
(執筆:1月30日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ