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ユーロ円今週の予想「上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い。」FXチャート分析 2025/1/27

【ユーロ円週間予想】上値余地を探る動き。164円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退。160円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。

 直近の日足は陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。また162.00-10の下値抵抗にも跳ね返されており、上値余地を探る動きが強まると見られますが、10/31に付けた166.69と12/30に付けた164.90の直近高値を結ぶ短期的なレジスタンスラインが164.00-10に位置しており、これをしっかり上抜けて来るまでは下値リスクにも注意が必要です。また、これを上抜けた場合でも165~166円台に一段と強い抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いでしょう。一方下値は、162.50-60以下に強い抵抗が出来ており、下値余地も拡がり難いと見られますが、162.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなります。さらに、160円を割り込んで終えた場合は新たな下げエネルギーを得て一段のユーロ下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は164.00-10,164.60~164.80,165.10-20,165.60-70に、下値抵抗は、162.90-00,162.50-60,162.00-10、161.00-10にあります。21日、120日移動平均線は162.53と161.78に位置しており、短期トレンドをサポート中ですが、200日線は164.55に位置しており、上値抵抗として働く可能性があります。 

 一方直近の週足は、実体のしっかりとした陽線引けとなり、前の2手の陰線の値幅を切り返して越週しました。単体では上昇余力を残したものであり、上値余地を探る動きに繋げていますが、163.80-90の週足の抵抗を実体ベースで上抜けきれずに終えており、“ダマシ”となる可能性があります。一方で、下値も、前週足が159.70~160.00にあった、週足の下値抵抗にしっかり跳ね返されており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。163.80超えを維持して越週した場合は一段の上昇へ。逆に162円台を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。さらに160円を割り込んで越週した場合は158.00-10の抵抗を切り崩す動きが強まり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.70-80,164.60-70,165.80-90に、下値抵抗は162.30-40,161.20-30,160.00-10にあります。31週、62週移動平均線は163.12で収束しており、若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。

 今週の戦略は、ユーロ買いは162.50-60まで引きつけて。損切りは161.80で撤退です。売りは様子見か164.00-10で軽く戻り売り。損切りは164.30で浅めに撤退です。

 上値は、164.00-10に強い抵抗がありますが、上抜けて終えた場合は上値余地がもう一段拡がり易くなり、164.30-40,164.70-80,165.10-20,165.40-50,165.80-90にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、163.10-20に軽い抵抗が162.50-60,162.30-40,162.00-10にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも161.60-70,161.00±10銭、160.50-60,160.00-10に強い抵抗があり、急落地合いにも繋がり難いと見られますが、160円を割り込んで終えた場合は、“弱気”の流れに戻して下値値余地がさらに拡がり易くなります。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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