ドル/円、158円台を中心に推移…米12月ADP全国雇用者数に注目
欧米時間のドル/円予想レンジ：156.800-159.000円
東京市場のドル/円は、底堅い展開。米利下げ観測の後退を背景にドルの下値は堅く、157.90円台で下げ渋ると欧州市場には158.28前後まで強含みました。
今夜は、週末の米12月雇用統計の前哨戦として米12月ADP全国雇用者数が発表されます。市場予想は+13.9万人（前回：+14.6万人）となっています。労働市場の底堅さを示す結果となればドル買いが強まるでしょう。その際に前日高値158.43円前後を突破すれば159円台への上昇を視野に入れた展開となりそうです。また、その後に発表される米新規失業保険申請件数や米連邦公開市場委員会（FOMC)議事録にも注目しましょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日は10日線を下値支持に一時158.43円前後まで上値を切り上げました。また、終値で158.00円を突破しています。移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成していることなどから引き続き上値を試しやすい状況であると見れます。前日高値を突破すれば上昇の勢いに弾みが付く可能性があります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
1/8（水）
22:15☆米12月ADP全国雇用者数
22:00 ウォラーFRB理事講演
22:30☆米新規失業保険申請件数
24:00 米11月卸売売上高
24:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
24:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 米30年債入札（220億ドル）
28:00☆FOMC議事録
29:00 米11月消費者信用残高
1/9（木）
08:30 日本11月現金給与総額
09:30 豪11月貿易収支
09:30 豪11月小売売上高
10:30☆中国12月消費者物価指数
10:30 中国12月生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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