ドル/円、152円台で底堅い…この後、米11月PPI・新規失業保険申請件数に注目
欧米時間のドル/円予想レンジ:151.600-153.400円
東京市場のドル/円は、切り返す展開。序盤に152円を割り込む場面もありましたが、日銀内で追加利上げを急ぐ必要はないとの認識が広がっているとあらためて伝わると円売りに傾きました。午後には一時152.70円台まで上昇しています。
前日の米11月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、米金利先物市場では12月連邦公開市場委員会(FOMC)における25bp(0.25%ポイント)利下げがほぼ確実視されることになりました。そうした中で今夜は米11月生産者物価指数(PPI)、米新規失業保険申請件数が発表されます。市場予想から大きく離れた結果でなければドル/円相場への影響は限定的となりそうですが、念のため注目です。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、200日線を突破した後は同線が下値支持となり152円台で底堅い推移となっています。RSIが50ライン上に位置していることもあり上値を試す動きが続きそうです。目先のターゲット153.00円を突破できるか注目しましょう。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
12/12(木)
21:00 メキシコ10月鉱工業生産
22:15☆ECB政策金利
22:30☆米11月生産者物価指数
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:30 米失業保険継続受給者数
22:45☆ラガルドECB総裁記者会見
27:00 米30年債入札(220億ドル)
12/13(金)
08:50☆日本10-12月期日銀短観
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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