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12/12 FX NEWS「ドル円しっかり!米CPIでFOMC利下げほぼ確定|日銀報道で急落・急騰の理由」YEN蔵 #外為ドキッ

 

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期:公開日から2週間

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

市場予想動画の要約・まとめ 

12月12日の外為市場の動きについて解説します。


ドル円急騰の背景:日銀の利上げ見送り観測とアメリカ長期金利上昇
昨日は、アメリカのCPI(消費者物価指数)発表が注目されましたが、その前にドル円が東京時間夕方に急騰しました。これは、日銀が12月か1月の利上げを急がないとの観測記事が報じられ、市場の利上げ期待が後退したことが要因です。
同時に、アメリカの長期金利が上昇したこともドル高を後押ししました。アメリカの10年債利回りは4.275%まで上昇し、ドル買いの動きが活発化しました。


中国経済への懸念:人民元下落と成長刺激策への期待後退
さらに、中国経済の動向も市場に影響を与えました。中国人民元が下落し、中国政府が発表した経済刺激策への期待感が後退したため、ドルが買われました。
中国株の指標であるCSI300指数は下落し、人民元は一時1ドル7.2921元まで下落しました。ロイター通信は、中国当局が1ドル7.5元程度までの元安を容認する可能性を示唆しています。


カナダ中銀の利下げ:ドルカナダに影響
一方、カナダ中銀は予想通り、政策金利を3.25%に引き下げました。しかし、市場はこれをカナダ売りではなく買いで反応。
1.4120付近にピポットがあり、そこで下げ止まり反発しています。


アメリカCPI:予想通りも、インフレ抑制に課題
アメリカのCPIは、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.3%上昇、前年比2.7%上昇と、ほぼ予想通りでした。しかし、総合指数は前月比0.3%上昇、前年比2.7%となり、9月に底を打ったかに見えたインフレが再び上昇傾向にあることが示されました。
コア指数は3.3%と、こちらも高止まりが確認されました。
この結果、アメリカの長期金利は低下しにくくなっており、FRBの利下げ期待も後退しつつあります。


今後の注目点
ECBとSNBの政策発表: 今日のECBとSNBの政策発表で、ユーロやスイスフランがどう動くか注目です。特に、ユーロは1.06近辺がレジスタンスになりやすい状況です。


FRBの金融政策見通し: 来週のFOMCで発表されるドットチャートで、来年以降の利下げ見通しがどのように変化するかを注視する必要があります。現状、市場は来年の利下げ回数を2回と予想しています。


ドル円の動向:152円台の攻防に注目
ドル円は、一旦153円台に乗せたものの、152円台前半がレジスタンスとなっています。
また、下値は151円台後半にサポートがあり、このレンジでの動きが続く可能性が高いです。


ドルカナダ:ピポットに注意
ドルカナダは、利下げ発表後にカナダ買いが入ったものの、1.4150付近のピポットが重く、1.42付近で反転しました。今後の動向としては、1.41台を維持できるかに注目が必要です。


まとめ
昨日は、米CPI発表に先立つドル円の急騰、日銀の利上げ見送り観測、中国経済への懸念、そしてカナダ中銀の利下げなど、様々な要因が絡み合った複雑な相場となりました。今後は、ECB、SNBの政策発表、FOMCでのドットチャートなどを注視し、慎重な取引を心がけましょう。

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YEN蔵
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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