午前の為替予想は… 米12月追加利下げをほぼ織り込む 日銀は利上げ見送りの可能性大
作成日時 :2024年12月12日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
ドル円予想レンジ
151.600-153.400円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。来週に控えた日銀金融政策決定会合を巡る観測報道を受けて151.00円前後まで下落する場面も見られたが、同時に「追加利上げを急ぐ状況にない」とも報じられたことで一転円売りが強まり152円台後半まで上伸した。米11月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比+2.7%とともに市場予想通り。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+3.3%と予想通りだった。
Fedウォッチによれば、米金利先物が示す来週17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bp(0.25%ポイント)利下げの確率は98.6%まで上昇し利下げをほぼ織り込んだ。ただ、米国のインフレが高止まりしていることで、来年の利下げペースが当初の予想よりも緩やかなものになるとの見方が根強く、米10年債利回りはむしろ上昇している。本日発表の米11月生産者物価指数(PPI)が予想(前年比+2.6%)を上回れば、来年の利下げペース鈍化を意識してドルが買われることもありそうだ。他方で、日銀に関する昨日の観測報道では「急速に円安が進行したり、今後発表されるデータ次第では12月の追加利上げの可能性ありえる」とも伝わっていることから、円安が進んだ場合には利上げの可能性を仄めかす観測報道などに注意したい。
今朝 最新のドル/円チャート
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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