
CME225先物は前日終値近辺からのスタートを示唆している。きのうの日経平均は米株先物の上昇を横目で見ながら大きく上昇しており、米国株高に関してはある程度織り込んでいたと推測される。エヌビディアの大幅安を受けて半導体株は手がけづらく、米長期金利の低下とそれに伴う円安(ドル高)一服を受けて、金融株や自動車株も手がけづらい。これらは日本株の上値を抑える材料となるだろう。一方、エヌビディアの大幅安が米国株にそれほどネガティブな影響を及ぼしていない点は安心材料。住宅関連など米長期金利の低下がプラスに作用する業種もあり、マイナス圏に沈むようなら下値では買いが入りやすい。ダウ平均の大幅高の割には甘いスタートが想定され、その分、場中は強弱感が入り交じりそうではあるが、前日大幅高の余韻が残り、次第にプラス圏が定着していく展開を予想する。日経平均の予想レンジは38650円-39100円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ