日経平均株価は3日続落。買い優勢のスタートとなったが、5日移動平均線(39133円 11/14)が上値抵抗となり失速した。前日安値(38600円)を下回り、安値引けの陰線を形成した。
RSI(9日)は前日の42.5%→42.6%(11/14)へ横ばい。あすは上昇しやすいタイミングとなる。下向きの5日移動平均線に上値を抑えられる動きは普通の動きではあり、200日移動平均線(38515円 同)付近まで下げたことで、あすの反発に期待したいところだ。ただ、25日移動平均線(38948円 同)がやや下向きに変わり始めており、上値を抑える要因になる。
一目均衡表の雲上限(38139円 同)まで下げる余地が生じている。例えそのケースでも、11/1安値(37946円)を前に再び反発に転じることができれば値崩れ感は生じないが、5日移動平均線や25日移動平均線の下向き角度が強くなることで調整が長引く要因となる。
依然として10月からのもみ合いの範ちゅうであり、当面は10/16の下げで開けたマド埋め(39910円)を通過点に4万円突破へ勢いづくかが焦点となる。8月安値(31156円)を起点とした上昇局面では高値圏を保っており、一段高となる前の揺り戻しと判断したい。
上値メドは、10日移動平均線(39013円 同)や心理的節目の39500円、10/15高値(40257円)、心理的節目の40500円などがある。下値メドは、心理的節目の38000円や75日移動平均線(37900円 同)、10/2安値(37651円)、9/12高値(36902円)、9/17安値(35828円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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