
また、15日には中国で小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが強まる可能性もある。ただ、ハンセン指数は前日まで4営業日続落し、9月25日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できそうだ。
13日のNY株式相場は高安まちまち。前日にトランプ・ラリーが一服し、小型株が引き続き下落したほか、弱い見通しが嫌気されたスカイワークス・ソリューションズが大幅に下落し、半導体株が総じて下落したものの、注目された10月消費者物価指数(CPI)が予想通りの伸びにとどまり、12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まったことが相場の支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はHSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ