
米国株は小動きであったが、10月CPIを波乱なく消化できたことは安心材料。米債券市場では、10年債利回りは小幅に上昇したものの、2年債利回りは低下した。ドル円は円安に振れている。日経平均はきのう654円安(38721円)と大きく下落しており、米国株の落ち着きや円安進行を手がかりに、買い戻しが優勢になると予想する。ただ、米国株がそこまで強くはなかったことから、上値追いには慎重になると思われる。CME225先物に寄せて高く始まった後は、模様眺めムードの強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは38600円-39100円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ