ドル円、154円手前で伸び悩む…米国祝日で動意は限定的か
欧米時間のドル/円予想レンジ：152.800-154.200円
東京市場のドル/円は、実需の買いなどを背景に153円台へ持ち直す展開。午後には153.67円前後まで強含み、早朝の安値から1円あまり上昇しました。欧州市場で153.86円前後まで上値を切り上げましたが、その後は伸び悩んでいます。
トランプ次期政権でのインフレを巡る思惑などからドルが買われやすい地合いが続いています。ただ、本日は米国がベテランズ・デーの祝日のためNY債券市場が休場です。一段高を後押しする材料が出にくい中で、ドル/円は154円台では伸び悩みそうです。一方で152円台後半では押し目買いが入ると見られ、方向感の出にくい相場展開となりやすいでしょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、10日線を上抜けたことで上昇の勢いが強まっています。再び154円台へ上昇できるかが焦点となります。仮に反落したとしても10日線が位置する153.00円付近を下値支持に底堅い推移が続く可能性があります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
11/11（月）
16:00 トルコ9月失業率
16:00 トルコ9月鉱工業生産
21:00 メキシコ9月鉱工業生産
※☆は特に注目の材料
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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