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金(ゴールド)は下落止まらず。今夜の米CPIに注目(XAU/USD 市況と分析)2024/10/10

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

10月9日の金相場は下落が続きました。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比0.36%減少し、1オンス2626ドルで取引を終えました。市場参加者の慎重な姿勢が顕著になっています。

この持続的な下落傾向には、以下のような要因が挙げられます:

1. 金融政策の見通し変化:米連邦準備制度(FRB)の政策に対する市場の見方が変化しています。特に、ダラス連邦準備銀行のローガン総裁が、約20年ぶりの高水準にある政策金利の引き下げについて、より緩やかなペースを支持する旨の発言をしたことが注目されています。これにより、市場では従来考えられていたほど積極的な利下げは行われないとの見方が強まっています。

2. ドル高の進行:為替市場でのドル高傾向が続いており、これが金価格に下押し圧力をかけています。ドル建てで取引される金は、ドル高の時に他の通貨を使用する投資家にとって割高になる傾向があります。

3. 米国債利回りの上昇:債券市場での米国債利回りの上昇も、金価格の下落要因となっています。一般的に、利回りの上昇は、利子を生まない金の相対的な魅力を低下させます。

今後の金相場の行方は、米CPIなどの経済指標の発表、そして連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言など、複数の要因に左右されると予想されます。また、地政学的リスクの動向も引き続き注視されるでしょう。

これらの複雑な要素を慎重に見極めながら、金市場の動きを注視することになりそうです。特に、インフレ動向や雇用指標など、今後発表される経済指標が、金融政策の方向性や金相場に大きな影響を与える可能性があります。

最新の金(ゴールド)CFD チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩下がりになる中、価格は移動平均線の下に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「売られすぎ」とされる30近辺で推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

 金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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