
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開があり得る。5日のハンセン指数(6日は強風警報のため休場)は終値ベースで8月21日以来およそ2週間ぶり安値を連日で更新しただけに、安値を拾う買いが入りやすい。また、中国景気の先行き不安が根強いなか、中国国家統計局がきょう発表する8月の物価統計が注目の材料となりそうだ。
6日のNY株式相場はダウ平均が続落し、ナスダック総合は大幅に反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)、医薬品開発受託の薬明生物技術(02269)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)が上回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ