
米10年債利回りは小幅に低下。2年債利回りの低下幅が大きくなっていることや、米国株がリスク回避の動きとなったことから為替市場ではドル安・円高が進行しており、ドル円は足元142円10銭近辺で推移している。141円台に突入する場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて1105円安の35255円、ドル建てが1080円安の35280円で取引を終えた。
日本株にはかなり厳しい展開が想定される。米雇用統計が弱めの内容となることに意外感はないが、それに対して米国株が下に反応した。円高も進んでおり、CME225先物は大幅安スタートを示唆している。日経平均は先週9月4日に1638円安と4桁の下落を記録した。4451円安となった8月5日はまだ記憶に新しく、幅広い銘柄が売りに押されることになるだろう。場中のドル円動向にも神経質になると思われる。円高に勢いがついた場合には、4000円はともかく、2000~3000円レベルの値幅が出る可能性はある。反転材料に乏しい中、場中は下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは33000円-36000円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ