
今週は利下げ見通しを巡って週末金曜日に発表される米8月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まる。9月17-18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが確実視されており、CMEのフェドウォッチ・ツールでは33%の確率で通常の2倍の0.50%の利下げも予想されている。9月FOMCでの利下げ幅を巡り、雇用統計の結果に要注目となる。このほか、8月ISM製造業・非製造業PMIや、7月JOLTS求人件数、8月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数など注目度の高い経済指標の発表が多い。企業決算はダラー・ツリー、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ブロードコム、クローガーなどS&P500採用の6銘柄が発表予定。
今晩の米経済指標・イベントは8月ISM製造業PMI、8月S&Pグローバル製造業PMI確定値、7月建設支出など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:9月3日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ