
米国株は上昇した一方、為替は円高に振れており、日本株は強弱感が交錯すると予想する。米国ではエヌビディアなど半導体株が強い動きを見せた。また、中小型株で構成されるラッセル2000指数も大きく上昇しており、グロース株にはパウエル発言を好感した買いが入ると見込まれる。一方、自動車関連には円高が、金融株には米金利低下がそれぞれ逆風となる。物色に濃淡がつくと思われるだけに、米国株ほどの強い動きは期待しづらい。CME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、マイナス圏に沈む場面もあるかもしれない。場中は為替をにらみながら、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38200円-38550円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ